竹茶杓■竹筒付■工芸品・茶道具買取専門【アドア東京】世田谷区・渋谷区・港区・目黒区
2021年7月27日
茶杓とは・・・
茶杓とは、簡単に言えば「抹茶を茶器からすくって茶碗に入れるための茶匙」です。
一般に竹製が多用されているため、「茶杓=竹」のイメージがありますが、 象牙製・木製・角製もあり、仕上げも木地・塗物などと様々です。 また、まれに陶器や金属を使ったものもありますが、実用に適したものではありません。
作り方が比較的に易しいため、古来から茶人自らの手による茶杓も多く、 現在でも専門の作家・職人でなくても作られる方が多いのが、この道具の特徴でもあります。 しかし、基本的に茶器から抹茶を計量して茶碗に移す道具であり、 また点前の型に定められた置き場所や所作があるため、 櫂先の形状・全体の長さ・重さ・材質等が限定され、素人考えで製作するのは禁物です。 奇をてらって変わった素材や形状の茶杓を作り、趣を気取っているのを時折見かけますが、 これは論外。「茶」の本質は「禅」であり、「禅」の根源は「真理」の追求にあります。 一見素材の自然な姿を生かしたかに見える形も、「真理」を見抜く心の目で見れば、 実は作為的で不自然な形状であることに気付くものです。 従来のありふれた形にこそ「機能美」を感じ、実際の使い易さを知らされます。
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