ル・コルビュジエ(le-corbusier)高価買取
コルビジェ(1887-1965)
フランスの建築家/デザイナー
スイス生まれのフランス人建築家、ル・コルビジェ(シャルル=エデュアール・ジャンヌレ)は、20世紀を代表する近代建築理論家の巨匠。
彼の急進的な建築、都市計画、家具の設計は、実用的な機能を肯定する独自の機能主義の理論に基づいて生まれました。
1920年代以降の彼のデザインは、インターナショナル・スタイルの基礎となっています。また、家具デザインの大部分は、従兄弟であり建築のパートナーであるピエール・ジャンヌレと、シャルロット・ペリアンとの共同作業から誕生しました。
3人が1928年にデザインした金属製の家具はたちまち全世界で成功を収め、今でも傑作として人気を集めています。
コルビジェの生い立ち
1887年、コルビジェは時計職人の家に生まれました。
本名はシャルル=ジャンヌレ=グリといい、彼のもっとも有名な名前「ル・コルビジェ」は43歳頃に雑誌編集者として名乗っていたペンネームです。
フランス人建築家として知られていますが、フランス国籍を取得したのも43歳の事で、それまでは生粋のスイス人でした。
10代のころコルビジェは家業を継ぐべく、美術学校で時計職人の技術を学んでいました。
しかし視力の低下により精巧な時計を作るのが難しくなってきたことと、美術学校の教師から勧められたことで、建築家を志すようになります。
その後は建築家への道を邁進し、19歳のころには早くも「ファレ邸」で建築家デビューをします。
フランスで活躍していたベルギー人建築家「オーギュスト・ペレ」に師事し25歳のころ建築家として独立をします。
コルビジェが生み出した、モダニズム建築の基礎「近代建築の5原則」
フランス・スイスを代表する建築家「ル・コルビュジェ」が1931年にサヴォア邸において実証したのが「近代建築の5原則」です。
この近代建築の5原則は、今までの伝統的な建築の概念をことごとく破壊する反逆的な提案でした。
5原則とは、「ピロティ」「屋上庭園」「自由な平面」「自由な立面」「水平連続窓」からなり、西洋の伝統的な組積造建築に対するアンチテーゼになりました。
「ピロティ」
ピロティとは、地面に建てられる建築を独立柱で浮かし、大地から解放する手法です。
現代ではよく駐車場として利用されることが多いです。小学校ではよく集合場所として利用されたりもします。
屋外なのに建物の下部ということで、中にいるかのような中間的な領域をかんじることのできる空間でもあります。
「屋上庭園」
屋上庭園とは、伝統的な屋根の代わりに、文字通り、屋上をもう一つの地面として活用する手法です。
現在では、屋上を庭園として利用する商業施設などが多く見られます。
屋上を庭園にすることで、フットプリントの小さい都心のビル型建築にも緑を取り入れることが可能になります。
「自由な平面」
自由な平面とは、壁を構造から解放して、従来の壁で囲まれた部屋を間仕切りのない流動的な空間にしたものです。
現代では、ごく普通なことですが、組積造を主体としていた時代では、自由などきかず、平面に構造的な規制がかかっていました。
ドミノシステム(下記で紹介↓)を取り入れることで、構造から切り離される間仕切り壁で自由な平面が可能になりました。
「自由な立面」
自由な立面とは、外壁を構造から解放して、自由な場所に自由な形の開口部を開けることを示します。
今では、カーテンウォールでガラスの美しいオフィスビルなども計画する事が可能になりました。
「水平連続窓」
水平連続窓とは、従来の組積造では必然だった縦型の窓を、水平に連続した窓に作り変え、空間を均質的な明るい光で満たすものです。
光だけでなく、景色を水平に切り取るアクセントとしても利用され、設ける位置により内部に空を写し込む、緑を取り込むといった操作も可能です。
「近代建築の五原則」と「ドミノシステム」
いち早く鉄筋コンクリート造の可能性に鋭く着目していたコルビュジエは、重苦しく、設計上の制約が多く、窓は小さくて室内が暗いという組積造建築の弱点を覆すべく、のちに「ドミノシステム」として知られるようになる建築工法の基礎を発案します。
これは、鉄筋コンクリートの利点をフルに生かし、スラブ・柱・階段さえ鉄筋コンクリートで堅牢に作っていれば建築物の他の要素は自由に設計できる、という考え方でした。
さらに、ドミノシステムは「安価で量産可能な住宅を作りたい」というコルビュジエの願いともマッチ。ドミノシステムは、彼の建築哲学を誰にでもわかる形で具現化しています。
このドミノシステムを通し
●ピロティ(1階部分の壁をなくし、吹き放ちにすること)
●自由な平面
●自由な立面(ファサード)
●水平横長の窓
●屋上庭園
という、現代では「近代建築の五原則」として知られる新時代の建築のセオリーが誕生したのです。
【まとめ】
コルビュジエの建築とそこに見られる彼の理念を観察すると、「機能性」を極めてゆけば、デザインも自ずと洗練されてゆくという、ものづくりの不変の原則を垣間見ることができるでしょう。
しかし、コルビュジエが追求した「機能性」は、決して機械的で無味乾燥したものではなく、そこに住む人々の暮らしを中心にしたものでした。
リノベーションの計画を立てるときにもコルビュジエの建築を調べてみれば、自分のプランに取り入れられる彼の建築哲学について何か新しい発見があるかもしれません。
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